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しゃかえもんのボドゲ説法vol.4  『ロストシティ』

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しゃかえもんが趣味のボードゲームについてのよしなしごとを、そこはかとなく書き付けるコーナー。あやしうこそものぐるをしけれ。)


・・・・・


ボードゲームという文化は、 日本のマンガ・アニメ文化といろいろな面で似ているといわれています。※1

そのひとつの理由は「作者が注目される」というところです。


つまり、

「浅野いにおが新作描くってよ!」

というのと同様に、

「ブルーノ・フェドゥッティの新作カードゲームどうよ?」 とか、

「俺、フリーゼの作風って正直苦手なんだよねー。」

みたいに語られ、楽しまれる側面があるということです。




そんな風に現代のボードゲーム界を語る上で、絶対にはずせない作者の一人が、

今回紹介する『ロストシティ』の作者、

ライナー・クニツィアです。


クニツィアはボードゲーム界御三家「3K」※2の一人であり、

この3Kが90年代のボードゲームシーンを中心となって担ってきました。

ゼロ年代を越えた現在も衰えていません。 ※3


*****


3Kの中でも、クニツィアの多作ぶりは圧倒的で、
マンガ家でたとえるなら、手塚治虫ばり。
巨匠も巨匠です。



ただ、世代や作風としては、 むしろアニメの押井守監督 に近い気がします。


クニツィアの作風は、基本的に運の要素は小さく、 徹底的に数学的な思考を要求します。

シンプルゆえに、プレイヤーにとっては自分の選択の結果が見えやすく、
つねに「こちらを取ればあちらが立たず」というジレンマにさらされます。 ※4

『カタン』にある「拡大再生産のカタルシス」 のような派手さがあまりなく、
あくまで内省的、ストイックな求道者的態度が求められます。

まさに『イノセンス』観ているときのあの感じ…。 ※5





今回紹介の『ロストシティ/Lost Citiesもそんな感じのゲームです。
(詳しくは→http://sgrk.blog53.fc2.com/?no=563)


*****


遺跡発掘の探検隊がテーマの2人対戦専用カードゲーム。

場に5つの遺跡があり、(エジプト、深海、どこかのジャングル?など)

それぞれの遺跡の探検ルートに、対応する色のカードを出して得点にしていきます。

しかし遺跡探索に一歩でも踏み出した時点で、多大な借金を負うため、
行くと決めたら、それなりに得点しないと 最終的に赤字になってしまいます。

カードの出し方にも制約があり、
たとえば「8」のカードを一度出すとそれ以下のカードを出せなくなってしまうので、「7」が 来るまで出さずにいたいところですが、
毎回カードを1枚出さなきゃならないルールがあり苦しいです。
カードを出さずに捨てることもできますが、不用意にやると、相手に拾われてしまったり…

真剣に考えようとするとかなりストレスです。
"脳みそマゾヒスト"の傾向がないと、厳しいでしょう。

ただルール自体は(押井作品ほど)複雑ではないし、時間も20分程度で終わるので、さながらソフトSMですね。

ただし、プレイヤーは2人とも"受け"で、
クニツィア先生が1人で"攻め"ている感じになりますが。 ※6


*****

それにしても、

「踏み出したからには最後まで進まないとマイナス」

「でも踏み出さないと良くも悪くもゼロ」

というのは、 なかなかに含蓄のあるゲームシステムであります。





我々は、もはや引き返せないのです。






【本日の教え】

    「責任とってね☆ 」  ※7







  • ※1
    どこでいわれているかというと、しゃかえもんの周辺でいわれています。





  • ※2
    他の2人は、『カタン』などの作者であるクラウス(K)・トイバーと、 『エルグランデ』などの作者ウォルフガング・クラマー(K)。





  • ※3
    余談ですが、かつて理想の男性の条件だったのは「三高」=”高学歴””高収入””高身長”でしたが、最近は”低姿勢””低依存””低リスク”の「三低」がモテる条件だってこのまえNHKが言ってました。世も末ですね。。。余談でした。





  • ※4
    俗に「クニツィア・ジレンマ」といいます。





  • ※5
    いま読み返すと、「そんなに押井っぽくなくね?」という考えがよぎりかけるのですが華麗にスルーします。





  • ※6
    ちなみにしゃかえもんはどちらでもイケます。





  • ※7
    押井守作品では『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』がオススメ。






(Mixi日記2010年11月27日より加筆・修正)
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プロフィール

しゃかえもん

Author:しゃかえもん
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埼玉県越谷市あたりに生息。

108の煩悩を操る煩悩マイスター。

非電源系ゲーマーです。(ボードゲーム、カードゲーム、TCG,TRPGなど)

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