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しゃかえもんのボドゲ説法vol.8  『ニムト』

写真 (52)

(過去にmixiで友人向けに書いた記事を加筆・修正しています。情報の古さはご容赦ください。)



しゃかえもんが趣味のボードゲームについてのよしなしごとを、そこはかとなく書き付けるコーナー。あやしうこそものぐるをしけれ。





********




ド定番です。





漫画でいうと『ドラえもん』くらいのド定番です。



一時期ボードゲームのサークルなどに遊びに行くと、かならずこの『ニムト/6 Nimmt!』http://sgrk.blog53.fc2.com/?no=92
の卓が立っていました。※1



一回のプレイが短時間で、

大人でも子どもでもわかりやすく、

かならず笑いがあり、

だけど考えさせられる。



わたくしは初めてこのカードゲームをやったとき、

「なんでみんなUNOとかやってんの!こっちの方がぜったい面白いじゃん!」

と一人で憤慨していた記憶があります。※2





ゲームに使うのは1~104数字の書かれたカード。

場に4枚表にして並べ、これが4つの列の最初のカードになります。

全員10枚の手札から1枚選んでいっせいに公開。

出したカードの数字が小さい順に、場の4列のうち、出したカードよりも小さくかつ一番近い数字の列に並べていきます。

ある列の6枚目にあたるカード出してしまうとアウト!その列にあった5枚をペナルティとして受け取らねばなりません。

カードには牛のマーク※3が複数書かれていて、最終的に牛マークを一番集めてしまったプレイヤーが負け。


・・・文字にするとややこしいかもしれませんが、実際にカードをつかって説明を受ければすぐに理解できるはずです。



「この列なら大丈夫だろう」と思っていた列が、みんなが同じように考えていたせいで一瞬でバーストしてしまったり、

逆に「これはもうだめだ」と思っていたカードが、前の人が自爆してくれたおかげで間一髪で助かったり、、、

悲喜こもごもの展開になります。

2~10人まで遊べて、何人でやっても楽しめるところもポイント高いです。





作者のウォルフガング・クラマーは、ボードゲーム界「3K」※4の一人であり、

漫画界で例えるなら、藤子・F・不二雄先生くらいの重要人物です。

(他のデザイナーとコンビを組んでデザインすることが多いあたりも若干の共通点。)※5




F先生が単なるほのぼのギャグ漫画家ではなく、重厚な本格SF作家であることは、ドラえもんの大長編を読めばよくわかっていただけると思います。

クラマー先生も、『ニムト』のようなお手軽カードゲームだけでなく、

中世スペインを舞台に大公として影響力を競う、陣取りゲーム『エルグランデ』や、

インカの秘境を目指し、ジャングルを探検する重量級ゲーム『ティカル』など、

不朽の名作と呼ばれる本格派ゲームをいくつもデザインしている、まさに巨匠です。




・・・ところで、皆さんは藤子・F・不二雄先生の短編集をお読みになったことがあるでしょうか?

『ドラえもん』しか知らない人はかなりショックを受けると思います。

なんというか、夢も希望もない、非常にダークでシニカルな内容の話ばかりです。

手塚治虫しかり、本当のヒューマニズムを描くためには、人間の黒~~~い部分を知っていなければならない、ということなのでしょうか。



わたくしのサブカルの師匠である鶏男氏は以下のように語っています。



『笑ウせぇるすまん』のA先生よりF先生のほうが数倍怖い。
あの絵で今の不条理系ミステリー漫画より
きれいにサックリ人を消す。だから余計怖い。 まじしゃれにならん。

人の欲や不条理な状況をドライに描く。
A先生より迷いがなく、神様(漫画の)より救いがない。
それがF先生だと思う。

『ウルトラスーパーデラックスマン』『ミノタウロスの皿』も黒いながら余韻と考えさせる何かがある。

21エモンの『ゼロ次元の恐怖』で老人がベルトコンベアで次々と無の世界に送り込まれる話。
しかも時代設定が2008年で、F先生どんだけ暗い未来を想像してるんだろかと思ったもんです。

おすすめは『自分会議』『ある日・・・』『ヒョンヒョロ』

とりあえず『ヒョンヒョロ』だけでもいいから読めと言いたい。




神様(漫画の)の漫画は一人で考えさえられ、その余韻に浸りたい。

でもF先生の漫画は回し読みして、
その投げかけられたテーマに関して、みんなで酒飲みつつあーだこーだ言いたい。
※6





『ニムト』もいっけんお気軽なカードゲームでありながら、
実は人間の本質、業のようなものを思い知らせてくれるところが、
人気のほんとうの理由なのかもしれません。







【今日の教え】


のび太くん、それは”因果応報”ですよ。









(mixi日記2010年12月20日より加筆・修正)
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Author:しゃかえもん
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埼玉県越谷市あたりに生息。

108の煩悩を操る煩悩マイスター。

非電源系ゲーマーです。(ボードゲーム、カードゲーム、TCG,TRPGなど)

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