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しゃかえもんのボドゲ説法vol.10 『花火』




しゃかえもんが趣味のボードゲームについてのよしなしごとを、そこはかとなく書き付けるコーナー。あやしうこそものぐるをしけれ。





******




夏です!!!



今年も夏がやって来ました!!!!!!ヒャッハーーーーーー!!!!!!!!!








・・・とはいうものの。

近ごろはニッポンの夏というと、この猛暑「熱中症」のニュースばかり気になり*1

まちに出れば、外回りのおとうさんたちの地獄の釜のような顔ばかり



お店に入れば冷房の効きすぎで体調が悪くなり、




食欲はなく、、、





というのが恒例になりつつあります。




だがしかし!本来そうではない!


夏というのはもっとこう、ウキウキワクワクする季節だったはずです!



少し、夏から連想するものをかぞえてみましょう。

「海」「プール」「夏祭り」「キャンプ」「盆踊り」
「風鈴」「スイカ」「おばあちゃんち」「カブトムシ」「冷やし中華はじめました」「TUBE」
「浴衣」「ビキニ」「ノースリーブ」「ノースリーブ」「脇の下」「ノースリーブ」「ビキニ」「ビキニ」「谷間」「浴衣」「うなじ」「谷間」「ノースリーブ」...





・・・ほら、おとうさん、元気でてきたでしょ?







そんな中でもニッポンの夏の風物詩といえば、


なんといっても「花火」でしょう!(異論は認めません)




今回紹介するゲームはそんな、いろんな意味で旬の『花火/HANABI』でございます。(詳しくは→ホビージャパン商品情報:『花火』 http://hobbyjapan.co.jp/hanabi/

写真 (99)



”いろんな意味”のひとつ。

つい先ごろ2013年のドイツ年間ゲーム大賞が発表され、この『花火』が大賞作品に選ばれました!

「ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres/ SDJ)」というのは、映画でいうアカデミー賞のようなもので、ボードゲーム業界で最も権威のある賞であります。

長らく、SDJには小箱のカードゲームは選ばれない、とまことしやかにいわれ続けていましたが、今回の『花火』の受賞はそんなジンクスを打破する快挙でした。*2



デザイナーはフランス人のアントワーヌ・ボザ。親日家で来日経験もあるらしく、『タケノコ』『東海道』など、日本をテーマにしたボードゲームを複数つくっています。



肝心のゲームの内容。


プレイヤーは日本の花火師となってみんなで協力して花火を打ち上げます。全員協力型のゲームです。


赤・青・黄色・緑・白の5色の花火があり、それぞれ1~5の数字のカードがあります。*3

各色のカードが1→2→3→4→5の順番になるように、手札から1枚ずつ卓上に出していきます。

同じ色ですでに出ている数字や、順番を飛ばして数字をだしてしまうと失敗。3つある導火線チップをひとつ失います。

3回失敗で終了、プレイヤーの負け。その前に、5色すべての花火を完成させればプレイヤーの勝ちです。



なーんだかんたん、とおもった諸氏に重大なお知らせ

このゲームでは自分で自分の手札を見ることができません。

カードの裏側を自分のほうに向け、ほかのプレイヤーに自分の手札が見えるようにします。

逆にいうとほかのプレイヤーの手札は全部見えているわけ。


それで、どうやって自分の手札を知るかというと、

自分の番にカードを出す代わりにほかのプレイヤーにヒントを出すことができます。

ヒントは、数字1つか色1つを選び、一人のプレイヤーの手札の中のその数字か色にあてはまるカードをすべて教えます。

たとえば、「これは5ですよ」とか「これとこれとこれが黄色ですよ」とかいいます。

逆にそれ以外のやりかたで情報を教えることはできません。*4


こうして、自分の手札がだんだんわかってくるのですが、

ヒントを出すためのチップには限りがあり、全員共有で8つしかありません。

手札を1枚捨てることで、チップを回復することもできるのですが、カードの枚数にも限りがあるため、不用意に捨てることもできません。(たとえば5のカードは各色1枚ずつしかないので、捨ててしまうとその時点でその色の完成は不可能になります。)

そんなわけで、確定した情報だけで手札を出していくことはほぼ不可能です。


そこで重要になってくるのが、”空気を読む”ことです。

たとえば、場に緑の1・2が続けて出された直後に、「君のこれ、緑だよ」といわれたとすると、
「このタイミングでほかのカードをさしおいてこれを教えてくれるということは、きっとこれが3なのだろう」*5
というような推理を働かせることができます。

あるいは緑の1・2が出た状況で
「ちょっと前にこのカードが緑って教えてくれたけど、このタイミングで誰も数字を教えてくれないってことは3じゃなさそうだな。」
というような消去法の推理も大事。

ヒントを出す側としても、「あれを教えてあげたいけど、このタイミングであれを教えちゃうと、こう勘違いされるかも。」という想像力が必要です。



ヒントの出し方についてはさらに悩ましい問題が。

このゲームは協力ゲームなので、原則としてルールにしたがったヒント以外の情報のやりとりはできません。

ですので厳密にやるなら、手番でヒントを出すとき以外は喋らずポーカーフェイスでいなければいけないのですが、
遊ぶのは生身の人間ですので、そういうわけにもいきません。

誰かが間違ったカードを出そうとするときに、
「(あっ!それはだめ;!)」
というような表情がどうしても出てしまうものです。

それでなくても、思考時間、視線、呼吸、オーラ(?)などあらゆる挙動が情報になりえます。

そういうコミュニケーションをどこまで認めるかは難しく、また決めたところでコントロールするのは大変です。*6




さて、このプレイ感、なにかに似ていませんか?





そうですね。恋です。




「あの人のさっきのあのセリフ、どういう意味だったんだろう?」

「こんなこと言って誤解されたらどうしよう...」

「言いたいけど言えない!お願い気付いて!」


というような感覚はまさに恋する乙女です。*7


だまっていてもどうしったて態度にあらわれてしまう。ドキドキ。


失敗したときの痛さも同様で、

「んふー、よう子ちゃんはボクにこれを出してほしいはずー」

「きゃっ!なにしてくれてんのよこの変態!勘違いすんなよカス。」

という取り返しのつかない絶望感もそっくりです。


そもそも自分で自分がわからなくて、自分が他人からどう見えているのかすごく気になる、
というのは、まさに思春期特有の自意識の悩みですよねぇ。




ところで、なんとなく恒例にしている「漫画・アニメでいうとなんだろう」のコーナー。


『夏』 『花火』 『思春期』 というキーワードでわたくしが連想したのは、、、


『あの花』です。*8


ちょうど最近再放送をしていますねー。この夏には劇場版も公開とか。


ひとつの目的のため、誤解やすれ違いを重ねながら、それぞれの想いをだんだんと知っていく仲間たち。

『花火』の終盤にカードをどんどん吐き出していく様は、

『あの花』ラストの主人公たちの怒涛の内面吐露を思い出させ、

もう号泣、鼻水ズビズビであります。




あんなふうに気持ちを素直に伝えられたらいいのですけどねぇ。

ゲームのルール以上に、現実はいろいろなしがらみがあって、本当の気持ちが言えないものです。


でも伝えられるうちに伝えておかないと、後悔するかもしれません。




この夏はちょっと勇気を出して、

ずっと言えなかった想いを、あの人に伝えてみませんか?








【本日の教え】



平成25年度 越谷花火大会 7月27日(土)開催!(小雨決行・荒天時は中止)*9










  • *1
    先週1週間だけで、全国で1万人が熱中症で救急搬送されたとか。(日本経済新聞→ http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1702E_X10C13A7CR0000/ )命にかかわりますから、みなさん気を付けてくださいね。




  • *2
    SDJはメーカーとは独立の審査委員会(ジャーナリストが中心)によって選ばれています。大賞に選ばれた作品のメーカーはライセンス料を払うかわりに箱にSDJ大賞作品をしめすポーンのロゴを入れられます。審査委員会はこのライセンス料で運営されています。ライセンス料は定価の何パーセントというふうに決められているので、安い小箱のカードゲームは選ばれにくいのでは、という事情があったのです。




  • *3
    今回発売された多言語版には拡張ルールとして「多色の花火」が入っています。これは6色目の花火として扱いますが、1枚ずつしかないため完成が難しくなっています。




  • *4
    以前の説法でもたびたび取り上げた「協力ゲームの奉行問題」については、前回の『はやぶさ君の冒険』で、バッティング要素を取り入れることによる解決が示されましたが、
    この『花火』ではディスコミュニケーションによる解決をさらに推し進め、個々人の責任がより強調されるシステムになっています。




  • *5
    けっこうこの「ほかのカードをさしおいて」というのが重要で、とくに3人以上のプレイだとわかりやすいのですが、「あれ、この状況であいつにあれを教えるんじゃなくて、オレのほうを先に教えるということはつまり・・・」というのがわりと良い情報になります。




  • *6
    いちおうルールでは、どの程度のコミュニケーションを認めるかはプレイヤーで相談して決めてよい、ということになっていますが、なかなかあいまいな部分です。このあいまいさを受け入れられるかどうかで、このゲームの評価はかなり違ってくるとおもいます。




  • *7
    平日の昼に男同士で遊ぶと感慨もひとしおです。




  • *8
    『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』2011年に話題となった人気アニメ。主人公の高校生”じんたん”の前にあらわれる、小学生のときに死んだはずの同級生”めんま”。彼らのかつての幼なじみたち”超平和バスターズ”の面々を中心にした繊細な人間ドラマ。舞台となった埼玉県秩父市は、放映終了後も『聖地巡礼』のファンで賑わっています。みんな!埼玉県にどんどんお金を落としてね!




  • *9
    walker plus 越谷花火大会情報→ http://hanabi.walkerplus.com/detail/ar0311e00901/ 同日開催の隅田川花火大会と比べると規模は劣りますが、越谷花火大会の売りは打ち上げ場所が近いこと。橋を渡りながらの鑑賞はひじょーに迫力がありオススメです。そして埼玉にお金を落



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プロフィール

しゃかえもん

Author:しゃかえもん
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埼玉県越谷市在住。

108の煩悩を操る煩悩マイスター。

非電源系ゲーマーです。(ボードゲーム、カードゲーム、TCG,TRPGなど)

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