『剣と魔法と諸行無常のボードゲーム祭り!』だより/⑤ 『ドミニオン』/『スモールワールド』/『マジック・ザ・ギャザリング』

埼玉県越谷市のしゃかえもん宅で不定期に開催しているゲーム会のレポートです。



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>『ドミニオン/Dominion』

http://hobbyjapan.co.jp/dominion/




しゃか弟が寿司の空き桶をかついで実家に戻り、ハンター氏が用事で一瞬抜けるというので、
またしゃか、みつを氏、RAGE氏の3人になります。



RAGE氏「おい、アレやらせろよ。」



というご希望に応えて『ドミニオン』



最近、オンライン版や、ブラザー氏が持っている東方projectのリメイク版※1でばっかり遊んでいたので、
本家で遊ぶのは大変久しぶり。


ルールにある初心者用の組み合わせで感覚を取り戻したあと、ランダムで本戦のサプライを決定。



【手先】【抑留】【地下貯蔵庫】
【灯台】【村】【男爵】【鉱山の村】
【造幣所】【祝祭】【鉱山】

写真 (12)

 
・・・渋!



みつを「ぜんぜんファンタジックじゃないなあ。」





それはそれとして、ゲームスタート。




*****

今回は短めにレポート。


1・2ターン目、

1番手RAGE氏は【銀貨】【鉱山の村】

2番手みつを氏は【鉱山】【手先】

3番手しゃかは【銀貨】【男爵】


しゃかは【男爵】のブーストに成功し、速やかに【金貨】を獲得。さらに【造幣所】を購入し、購入したときの効果でデッキを一気に圧縮。



2枚目の【造幣所】を引いた時点で、ピンと閃いて【抑留】を購入。
呪いがつくのは購入のときだけなので、【金貨】にガードをかけて、自分だけ造幣所でお金を稼ごうという作戦。



しかし、【抑留】をプレイする前に他の2人も【造幣所】を獲得。
やめときゃいいのに【抑留】プレイを敢行してしまいますが、あまり意味なし。

しかも、自分の【造幣所】がなかなか財宝と一緒に来ず、うまく機能しません。

さらに、みつを氏が【鉱山の村】【抑留】してしまったので、アクションが手札でダボつきがちに。



その間に、みつを氏は【造幣所】とともに【鉱山】で地道に財宝をランクアップ。



RAGE氏は早めに確保した【鉱山の村】と【灯台】の連鎖で、意外と高回転、高出力を実現します。



******

最終的に、みつを39点、RAGE30点、しゃか28点。



【抑留】みたいな珍しいカードがあるとどうしても使ってみたくなりますが、使いこなすのは大変ですね。。。※3








  • ※1
    『東方祀爭録(とうほうしそうろく)』。ルールもカードの内容もドミニオンそのままなんですが、カード効果とカード名を、うまいこと東方キャラで表現していて、愛とセンスを感じます。拡張セットもちゃんとフォローしているのでドミニオン欲しい人で東方好きだったらオススメ。http://dominion.ne.jp/toho/products.html




  • ※2
    攻略本出てるんで勉強します。。。→『ドミニオンマニアックス』『ドミニオンマニアックスzero』http://dominion-thu.tumblr.com/maniax





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    >『スモールワールド/Small World』

    http://hobbyjapan.co.jp/smallworld/

    写真 (95)


    ハンター氏が帰ってきたので、今回の目玉、『スモールワールド』を4人で。(しゃか、みつを氏、RAGE氏、ハンター氏)



    このゲーム、大量のチップが入っていてやたら豪華な感があります。箱を開けた途端に食いつく連中。


    ハンター氏「お、ゴブリン!こっちは何ですか?ソーサラー?」
    みつを氏「トリトンなにこれw?きもちわるw」
    RAGE「俺エルフー!」

    しゃか「はいはい、インストしますから落ち着いてー」


    *****


    ファンタジーの種族による陣取りゲーム。

    プレイヤーは神のようなポジション?になって、自分の守護する種族をより広く繁栄させることを目指します。

    それぞれ特殊能力を持った種族バッジに、さらに追加の特殊能力バッジを組み合わせて、ひとつの種族が生まれます。

    たとえば、

    【空飛ぶ】+【エルフ】

    とか

    【鉱山の】+【グール】

    という具合に

    【特殊能力名】+【種族名】で名前が決まります。

    この能力が多彩であり、組み合わせによってさまざまな効果が生まれます。
    このへんはマジック・ザ・ギャザリングなどのトレーディングカードゲームが好きな人には間違いなくツボ。

    「スモールワールドを投げれば、MtGプレイヤーに当たる」といっても過言ではないでしょう。※1


    ・・・

    ボードは架空のファンタジー世界の地図になっていて、細かく区切られているエリアに種族のコマを置いていき、
    支配を拡げていきます。

    この地図が狭いので、自然と戦争になるよ、というのがスモールワールドというタイトルの由来※2

    ・・・

    基本的にプレイヤーはひとつの種族を操って征服を行いますが、
    ゲーム中、どこかのタイミングでいまの種族に見切りをつけて、別の種族への乗り換えが起こります。

    このゲームのキモの部分ですが、それについては後述。


    ・・・


    種族の獲得方法はなかなかスマートです。

    特殊能力バッジと種族バッジが組み合わさった種族が、縦に6種族並べます。これが現在獲得可能な種族たち。

    獲得するためには、”獲得しようとする種族よりも下にある種族の数ぶん”の勝利コインを支払います。
    そして、支払った勝利コインは、下にある種族の上にひとつずつ置きます。
    たとえば下から3番目の種族をとるなら、2番目と1番目に、1枚ずつ勝利コインを置きます。
    この勝利コインは、あとでその種族を獲得した人が自分のものにすることができます。

    獲得されて空いたスペースには、それより上にある種族をつめて、一番上に新しい種族を公開します。

    この仕組みによって、自然と売れ残ったものの値段が安くなっていくわけです。


    ・・・


    種族を獲得したあとは、ボード上に配置する種族チップを手に入れます。
    その数は、特殊能力バッジと種族バッジに書かれている数字の合計です。


    ・・・


    種族チップを手に入れたらいよいよ征服に乗り出します。

    一番最初はボードの辺か地図上の海に隣接しているエリアにチップを置き、そのあとはすでに自分が置いている(=征服している)エリアと隣接するエリアに置きます。

    ひとつのエリアを征服するために必要なチップは2枚が基本。
    さらに他のプレイヤーの種族がいたり、山岳地帯だったりすると、余計に1枚ずつ必要なチップが増えます。
    能力によっては、支配しているエリアの種類(農地とか、森とか、鉱山がある、とか)によって、必要な枚数が変わったりもします。


    手持ちのチップを並べきったら、再配備
    自分が支配した地域に一枚ずつ残して、残りをそれらの地域の中で自由に分配して置きます。
    たいていは他のプレイヤーが攻めてきそうなところに集中させて置いたりします。


    再配備が終わったら収入
    自分の種族が支配しているエリアの数ぶん勝利コインを得ます。
    さらに能力によっては、支配しているエリアの種類によってボーナスがあることも。


    9ターン終了後(4人の場合)に、一番勝利コインを得ているプレイヤーの勝ちです。



    *****

    序盤。

    第1ターンはみんな最初の種族を獲得するところからスタートです。

    各人の種族は次の通り。


    RAGE【空飛ぶトリトン】
    ハンター【英雄のトロール】
    みつを 【野営するスケルトン】
    しゃか 【要塞を設けるハーフリング】
    ※3

    写真 (1)


    RAGE氏の【空飛ぶトリトン】は、空を飛んで好きなエリアに侵攻することができます。
    さらにトリトンの能力で、海や湖に隣接するエリアなら、通常より1枚少ない種族チップで征服できます。

    いきなり中央の湖の周りのエリアを制圧。
    他のプレイヤーはボードの端からしか進めないため、トリトンのところまで侵攻するには時間がかかります。初手としてはかなり有利です。



    しかし、運良く(RAGE氏にとっては運悪く)、しゃかがゲットしたのは【要塞を設けるハーフリング】
    ハーフリングの穴掘り能力は、最初の征服をどこのエリアから行っても良い、というもの。

    中央の湖畔でくつろいでいるトリトンたちを地面から不意打ちします。


    さらに湖畔のまわりのエリアに「穴ぐらトークン」を置き、絶対不可侵領域に。トリトンの再入植を完全にシャットアウトします。


    さらにさらに、要塞を設ける能力で、毎ターンひとつの支配エリアに「要塞トークン」を置いていき、この場所は防御力が1上がります(1枚チップが多いものとして扱う)。

    鉄壁の守りです。

    写真 (8)



    ハンター氏の【英雄のトロール】もこれと似た防御特化型の能力です。

    みつを氏の【野営するスケルトン】のスケルトン能力は、増殖
    他のプレイヤーのいるエリアの攻撃に成功すると、スケルトンがポコチャカ増えます。
    さらに「野営トークン」(置いた場所の防御力+1)を5枚、支配エリアに好きなように割り振って置けます。

    攻守両面に優れた能力のはずなのですが、如何せん、しゃかのハーフリングとハンター氏のトロールのガードが堅すぎるため、いまいち本領を発揮できません。


    なお、しゃかの「要塞トークン」は、それが置かれているエリアは収入フェイズで得られる勝利コインが1増える、というボーナスつき。
    この効果で序盤しゃかがリードします。

    *****

    中盤。

    ハーフリングとトロールが堅いせいで、攻撃の的にならざるをえないトリトン。
    攻撃されると1枚ずつ種族チップを失うため、だんだんジリ貧に。

    RAGE「よっしゃ、ここらで”衰退”!」


    この”衰退”こそが、先に述べたこのゲームの最大の特徴。

    今の種族に見切りをつけて、新しい種族に乗り換えます。



    衰退を選んだら、その種族はもう征服活動はできません。
    ボード上のその種族のチップを支配エリアに1枚ずつ残して、あとは取り除き、さらに残ったチップとバッジをすべて裏向きにします。

    写真 (94)


    こんな風に、「生前はお世話になりました」という雰囲気に。


    衰退すると無効になる能力衰退しても有効な能力がありますが、【空を飛ぶ】と【トリトン】はどちらも効力を失います。

    収入フェイズは通常通り。衰退した種族もどっこい生きてるのでちゃんと収入源にはなります。


    ・・・

    RAGE氏はその次のターンで改めて新しい種族を獲得【霊体のウィザード】


    【ウィザード】は「魔法源」のマークがある支配エリアで勝利コイン+1のボーナスがあります。
    【霊体の】は変わっていて、「この種族が衰退した時、もうひとつまで衰退した種族を持てる」という能力。

    原則として、プレイヤーは征服に使える現役の種族(アクティブな種族)と衰退した種族を1つずつ持てます。アクティブな種族が衰退すると、さきに衰退していた種族は消滅します。

    イマカレ・イマカノと同時に元カレ・元カノとの関係も持てる、ということです。


    それが、【霊体の】を持つ種族だけは例外で、衰退しても先に衰退していた種族を消滅させずに済むのです。

    元元カレ・元元カノとまで関係を!まあ!性の乱れを感じるわ!


    RAGE氏はこの霊体能力を最大限生かすため、さっそくウィザードを衰退。【商人のエルフ】を獲得します。

    写真 (2)


    ・・・

    みつを氏もスケルトンを衰退させ、【航海するラットマン】をゲット。

    【ラットマン】はもらえる種族チップが最大というだけで特別な能力はないのですが、【航海する】がひじょーに強力。
    「(通常入れない)海や湖を、通常のエリアと同じように征服できる」という能力です。他の種族は当然入れず、衰退しても有効なため、海と湖からほぼ永続的に勝利コインが得られます。

    ・・・

    ハンター氏は遅れて衰退。「トロールの巣」は衰退しても残るのが憎たらしい。

    新しい種族は【ドラゴン使いのソーサラー】
    【ソーサラー】は、「隣接するエリアに1人でいる敵のアクティブな種族をソーサラーに変身させる」といういやらしい能力。

    他のプレイヤーは警戒して1人にしないように配置するので、実際に能力が使われることはあまりありませんでした。でもけん制に使えているというだけで十分影響力のある能力です。

    さらに【ドラゴン使いの】どんなにたくさんの敵がいるエリアでも、「ドラゴントークン」と自分の種族1枚だけで制圧できます。
    またそのエリアはドラゴントークンが置かれている限り、絶対不可侵領域になります。

    しゃか「ソーサラーがいるから単独で置きたくないけど、何枚も置いてもドラゴンにやられちゃうのか。。。嫌なかんじ。」

    ・・・

    しゃかは【要塞を設けるハーフリング】をいつ衰退させるか迷います。
    衰退しても要塞の防御力+1は残るのですが、その勝利コインボーナスと、ハーフリングの「穴ぐらトークン」は失われてしまうのです。

    ひじょーに惜しいのですが、長期的なことを考え、泣いてハーフリングを斬ります。


    しゃかの新しい種族は、【坂を登るオーク】

    坂を全力で駆け上がる汗だくの美少女オークを一瞬想像しますが、気持ち悪いのでやめます。※4


    【坂を登る】は、丘や農地のエリアで征服に必要な枚数が-1されるという能力。【オーク】の能力は誰かのいるエリアを攻撃すると、攻撃1回につき勝利コイン+1の能力です。

    衰退した種族があふれているので、ここぞとばかりに始末して回りたいところですが、ハンター氏のソーサラーと「ドラゴントークン」で山脈を塞がれてしまい、思うように支配エリアを伸ばせません。

    写真 (14)


    *****


    終盤。

    みつを氏がラットマンを捨て、【森のアマゾネス】を獲得。
    【森の】は森のエリアを支配すると勝利コイン+1。
    【アマゾネス】自分の手番でのみ、種族チップを4枚追加で使えます。

    これにより、ボードをななめに切り裂くように、いっきに進軍。

    写真 (6)


    みつを「アマゾネス強い!えろい!」

    しかし手番の終わりに4枚回収しなければならないせいで、他のプレイヤーの手番ではノーガード。しゃかはオークでアマゾネスのおねいさんたちをこらしめちゃいます。

    しゃか「オラオラ系じゃ!オラオラ!」



    *****

    最終盤。

    8ターン目、残り2ターン。

    このまま最後までオークで行くか、それとも衰退するか。

    売れ残りの種族の市場?からかすかな視線を感じます。



    ≪ドワーフが仲間になりたそうにこちらを見ている≫


    思えば一番最初から公開されていながら、まったく見向きされていなかった【丘のドワーフ】
    たしかに【ドワーフ】単体でもらえる種族チップが3と少なく、能力的にも地味で魅力がありませんでした。

    ごめん、君のことちゃんとみていなかった。
    だけどいまならわかる。君の本当の魅力が。


    ≪丘のドワーフ、君にきめた!≫


    しゃか「”衰退”!」

    最終ターン【丘のドワーフ】をゲット!

    写真


    ガハハ。儲かったわ。金持ちのじじいはやっぱりイイわ。※5



    *****

    得点を公開。

    しゃか98点、みつを氏92点、ハンター氏90点、RAGE氏79点。

    しゃか的にはもっと引き離しているつもりだったのですが、けっこうギリギリでした。
    金持ちのじじいのおかげですわ。

    *****

    ハンター「いや~これは面白いです。能力ちゃんとおぼえてまたやりたいです!」

    しゃか「それはそうと俺はこの人たちの正体が気になるのよね。。。」※6

    写真 (4)






    • ※1
      箱がけっこう重いのであんまり人に向けて投げない方がいいです。




    • ※2
      箱にはキャッチコピーとして『世界中どこだって 戦あり 滅びあり♪』という、どこぞのオリエンタルな会社に喧嘩を売った文句が書かれています。




    • ※3
      【進撃のジャイアント】、【35歳の女子高生】、【潮騒のメモリーズ】などは残念ながらありません。今後の拡張セットに期待しましょう。




    • ※4
      「この坂もまた、実に走りたくなる坂である。」―2005年放送開始。意外と息の長い番組なのね。http://www.tv-asahi.co.jp/saka/




    • ※5
      加○茶の奥さんもこんな心境なのでしょうか。




    • ※6
      最初に一部のエリアに配置される、どのプレイヤーのものでもない『失われた部族』。とくに説明もなくミステリアス。とりあえず、あれがもみあげなのか耳たぶなのかはっきりさせてほしい。






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    >『マジック・ザ・ギャザリング/Magic: The Gathering』

    http://mtg-jp.com/


    最後に『マジック・ザ・ギャザリング』をやって締め。

    しゃかは緑黒の、【縞痕のヴァロルズ】で墓地のクリーチャーを「活用」して生み出した+1/+1カウンターを、お気に入りのクリーチャー【捕食者のウーズ】に乗せておっきくしよう、というデッキ。組んだばかりで初対戦。

    varorus.jpgooze.jpg




    一戦目はRAGE氏と対戦。

    RAGE氏のデッキは、緑白セレズニアビートダウン。

    RAGE氏は【アヴァシンの巡礼者】でマナ加速しつつ、小粒なクリーチャーを並べた上で、【守護者の木立ち】から8/8のエレメンタル・クリーチャートークンを呼び出します。

    junnreisha.jpgkodati.jpg


    こちらは破壊されない【捕食者のウーズ】で攻撃を受け止め続けてなんとか時間を稼ごうとしますが、

    RAGE氏は【ヴィトゥ=ガジーのギルド魔道士】「居住」能力で、毎ターンのように8/8の巨大クリーチャーを増やしてきます。

    girumado.jpg


    こちらは【突然の衰微】などで綱渡りしながら、1枚だけ入れていた【花崗岩の凝視】を引くのを待ちますが、結局押し切られて敗北。

    suibi.jpgkakougan.jpg




    二戦目はみつを氏と対戦。
    みつを氏は赤黒のラクドスビートダウン。

    写真 (13)
    ※1


    憎き【ファルケンラスの貴種】がいつものように着陸。

    faruken.jpg


    この時点で、だいたい負けを覚悟します。

    こちらは【冒涜の悪魔】を出せたものの、相手は生贄に困ることなく、封じ込められてあっさり負け。

    boutoku.jpg


    んーコンセプトからして考え直さないといけなそう。やっぱり人を相手にしてみないとわかんないっスね。




  • ※1
    ちなみにカードスリーブは『夕張メロン熊』。お気に入り。







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    そんなこんなで夜は更けて、大満足でお開き。

    みなさん明日からまた現実という名のアドベンチャーをがんばっていきましょう。





    次回、『夏だ!一番!越谷ボードゲーム祭り!』

    たーーーのしみにまっててねえーーーーーーーーー!


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『剣と魔法と諸行無常のボードゲーム祭り』だより/④ 『指輪物語ボードゲーム』 (2013.6.1)

埼玉県越谷市のしゃかえもん宅で不定期に開催しているゲーム会のレポートです。



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>『指輪物語ボードゲーム/The Lord of the Rings』

http://ejf.cside.ne.jp/review/derherrderringe.html

写真 (92)




さきほどの『ルーンエイジ』で喧嘩はよくないと学んだので、今度は協力ゲームをチョイス。

『指輪物語ボードゲーム』は『パンデミック』のような全員で協力してゲームシステムに挑むタイプの元祖といわれています。

モチーフはこれまたファンタジー小説の金字塔であるJ・R・R・トールキン『指輪物語』
映画の『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の方が一般には有名でしょうか。

今回このゲームをやるつもりだったので、しゃかは久しぶりに原作の上巻まで読んできましたからね!※1


このゲームでは、プレイヤーはホビット(小人)になって、危険な力を持つ”ひとつの指輪”を、魔の国”モルドール”"滅びの山”に捨てるべく、旅をします。
旅の行程は原作に非常に忠実で、ファンにはたまらないものになっています。


・・・


プレイヤーは原作に登場する5人のホビットのうちひとりを担当。


ハンター「このボルジャーって誰でしたっけ?」

しゃか「でぶちゃんのボルジャーくんは、最初の方だけ一緒に付いてきて、フロドが偽の引っ越し先にいると見せかけるために村に残った子。」
みつを「レアキャラじゃん。俺それやりたい!」
しゃか「こんなことなってるんだけどいい?」

写真 (78)


しゃか「買ったときから折れてたの」

みつを「痛々しい。。。」



ホビットはそれぞれ固有の能力を持っています。それぞれの担当は次の通り。

RAGE氏 → フロド:主人公。叔父から”指輪”を譲り受ける。能力は「すべての白のカードをオールマイティとして使える。」

しゃか弟  → サム:フロドの親友。強い友情と忠誠心で主人公を助ける。能力は「ダメージをつねに1しか受けない。」

しゃか   → ピピン:一番若く、好奇心旺盛なトラブルメイカー。能力は「カードの色に縛られない。」

ハンター氏 → メリー:ピピンの相棒。のちに人間の国ローハンの騎士団に加わって戦う。能力は「シナリオ終了時の条件がトークン2種類でよくなる。」

みつを氏  → ボルジャー:でぶちゃん。能力は「シナリオ終了時にカードを2枚引ける。」


フロドのプレイヤーが最初の指輪所持者となって、指輪のコマを受け取ります。

写真 (90)


指輪はこんな感じでちゃんと原作通りの文字まで刻印されているこだわりの逸品。いとしいしと!


・・・


みつを「このさるぼぼみたいなのは?」

しゃか「それがサウロン。飛騨高山じゃなくてモルドールの魔王ね。」

写真 (85)sarubobo2_p.jpg



・・・
写真 (84)


ホビットのコマはボードの誘惑ラインの光の側(白)0のところにおきます。反対の闇の側(黒)にサウロンのコマ。
ゲーム中、ホビットが闇の力に惹かれて黒の側に動いたり、サウロンが力を付けて白の方に近づいてきたりします。

ホビットがサウロンと同じ位置までいってしまうと、そのプレイヤーは脱落。
それが指輪所持者ならその時点で全員敗北です。


指輪所持者を守るようにうまく立ち回らなければいけないというわけ。


・・・


しゃか「難易度はどうする?推奨はサウロンが12の位置からスタートだそうだけど。」

しゃか弟「もうちょいゆるめにしない?13あたりで。」

しゃか「了解。じゃあゆるふわガーリーモードで。」



ゲームスタート!




*****

序盤。

ゲーム全体の進行はマスターボード上で表示。
最初の「袋小路屋敷」「裂け谷」※2では、カードを配ったり、ちょっとした試練(対応したカードを捨てるなど)を行います。

さっきの『ルーンエイジ』とはうってかわって、みんな譲り合いの精神で、たいへん協力的に行動。そうそう、君たちに求めていたのはそういう意識なのだよ。


・・・


最初の難所「モリア」に到着すると、このゲームのメインであるシナリオボードが出現。

写真 (86)

シナリオボードは原作のクライマックスの場所でそれぞれ1枚ずつ用意されています。

3つのトラック(すごろく風の道)を進めていくことで攻略。

3つのうち真ん中のひとつがメイントラックで、対応するマーク(モリアの場合は【戦闘】マーク)をタイルやカードで出すことで、先に進めることができます。

マークには【戦闘】【隠密】【旅】【友情】の4種類があり、オールマイティとして使える【星】マークもあります。

基本的にメイントラックを走破できればシナリオクリア。

ただし、シナリオの終了時には、持ち物のチェックがあり、3種類のトークン(【太陽】【ハート】【指輪】を各人ひとつずつ獲得していなければなりません。足りない場合はその分ダメージ(悪の側に惹かれる)になってしまいます。

そのため、多種類のトークンを得るために、メイントラック以外の2つ(モリアの場合は【旅】と【隠密】)も進めていく必要があるのです。



手番では、裏向きに積まれたタイルをめくり、出てきたマークのトラックを一歩進めます。
さらに白と灰色のカードをそれぞれ1枚ずつまでプレイし、そのマークのトラックを進めることができます。
カードを出さずに2枚補充することも可能です。


・・・


モリアに潜入開始!



指輪所有者から手番スタートです。

RAGE(フロド)「んじゃタイルめくるぜ~・・・【日時計】!いきなりかよ!」

タイルの中に紛れている【日時計】マークが出てしまうと、シナリオボードの横のイベントトラックが進み、そこに書かれているイベント(たいてい悪いこと)が発生します。

RAGE「イベント【唱えよ、友、そして入れ : グループ全体で【友情】1枚と【星】1枚を捨てなければ【目】(サウロンを善側に一歩動かす)。】だれか持ってる?」

ほとんどのイベントでは、このように何かを捨てることを要求されて、できなければサウロンが近づいて来たり、自分たちが闇に近づいたりします。



通常のマークが出るまではタイルをめくり続けるので、気を取り直して、RAGE氏がタイルを引きます。

RAGE「うおっ!また日時計かよ!」



結局、最初の手番でイベントが4つ進むという恐ろしい事態に。


正直仕切り直してはじめからやりたいレベルの事故ですが、旅は予測不可能なもの。そのまま続行します。


しゃか「かっちゃん(=RAGE氏)、そろそろ指輪いっとく?
RAGE「YES!」

ひとつのシナリオ中1回だけ、指輪所持者は”ひとつの指輪”の力を使うことができます。
指輪を使うと、複数のマスを一気進むことができます。原作では、”石ころ帽子”のように姿を消せますが、このゲームでもそれを反映して、不利益なマスは無視することができます。

ただし、原作で指輪を使う度に、闇の力への誘惑が所持者を襲ったように、指輪を使うとサウロンダイスを振らなければなりません。

サウロンダイスには、所持者を闇側に1~3歩動かす、サウロンを光側に1歩動かす、カードを2枚捨てる、などの危険な目があります。(安全な無印の目もあります。)
進める歩数も、この出目に依存していて、”4からその出目に書かれているシンボルの数を引いた歩数”になります。

RAGE「よろしくたのむぜ~。おらっ!・・・●!」
しゃか「すると4-1=3歩で、誘惑ラインは闇側にフロドが一歩ね。悪くないんじゃん?」


これのおかげで、なんとかかんとかモリアの脱出に成功!


・・・


その後、エルフの国「ロスロリアン」でしばし休憩。

エルフの奥方ガラドリエルから、特殊な効果を発揮するアイテムカードを大量にプレゼントされます。心強い。

しかし、すでにフロドは闇の力に少しずつ毒されていて不吉な予感。。。


*****


中盤。

「ヘルム渓谷」のシナリオボードに突入。

写真 (91)



ハンター(メリー)「この特殊カード【星の瑠璃瓶 : このターンタイルを引かなくてよい。】使っていいですか?」
しゃか(ピピン)「おうよ。さっきみたいな事態は避けたいからね。」


しかし、イベントは容赦なく進行。

みつを(ボルジャー)「【オークの軍勢、角笛城の城門を攻撃 : 旅行動ラインの第1パートが終わっているなら・・・】終わってないよね?。。。」

こういう風に、サブトラックの進行具合によって内容が決まるイベントもあります。これの場合はサウロンが2歩近づいてきます。


しゃか弟(サム)「おにい、そこの【太陽】はとらないで。」
しゃか(ピピン)「あいよ。」

シナリオ終了時、3種のトークンを揃えていないとダメージになってしまうのですが、トークンには数に限りがあるため、5人でどう分配するか気を遣います。なるべく指輪所有者を守りたいのですが・・・。

しゃか(ピピン)「フロドはぶっちゃけもういつ死んでもおかしくないから、次はサムに渡せるようにしたほうがいいよね。」
RAGE(フロド)「死亡フラグ立っちゃったのかよ。。。」



指輪の所有権はシナリオ終了時の【指輪】トークンが一番多い人に与えられます。なのでサムが【指輪】を集められるように調整しながら進行。



しかし、そんな風に慎重に動いている隙に、またしても【日時計】のタイルが連続!

一気に最後のイベントまで進行してしまい、サウロンが4歩動く。そしてこのシナリオは強制終了。。。


・・・


各自、足りないトークンを数えてその分闇側に動きます。

つっこめーーーーー

写真 (83)
写真 (82)



しゃか(ピピン)、みつを氏(ボルジャー)、脱落。

みつを「あとはまかせた!」
しゃか「それにしてもメリーは一人だけまだ0歩とか。優等生ぶってねえ?」
ハンター「なんですかその言いがかりはw」

RAGE氏(フロド)もあと一歩で飲み込まれるところでしたが、とりあえずサムに指輪を譲り渡せたので、これで安心して死ねるね。※3


*****


終盤。


「シェロブの巣」に迷い込む一行。

写真 (88)


しゃか弟「ガンダルフ呼びたいっ・・・!」

トラックの盾のマークのマスで手に入る【シールド】。これを5点分集めると、偉大なる魔法使いガンダルフ※4の力をひとつ借りられます。

ガンダルフの能力には、「プレイヤー1人を2レベル回復」とか「イベントを1つスキップ」とか強力なものばかり。

しかし、1人が5個集めるのは思ったより難しい。しかもシェロブの巣のしょっぱなのイベントはこんなです。

写真 (81)

ハンター「【ゴクリ】。きたスメアゴル!【グループ全体でシールドを7個捨てる・・・】うわ。」

これで、せっかく溜めてきたシールドを一気に失い、ガンダルフに遠のきます。

そのかわり、このイベントでは【ゴクリ】のカードが手に入ります。
【ゴクリ】は【星】(オールマイティ)3個分として使える強力なカード。ただし、使用するとサウロンダイスを1回振らなければなりません。


ハンター「イベント【死者の顔:全プレイヤー【星】のカードを1枚捨てる。】これってゴクリ捨てる場合、ダイスは振りますか?」
しゃか「えとね(ルール読む)・・はっきり書いてないからここは良い方に解釈しよう。※5

ここまでくるとクリアしたいので、ジャッジが激甘になっていきます。


・・・


ここまで光の側に留まっていたメリー(ハンター)もついに闇側に動きます。

しゃか「先輩にすすめられてタバコの味をおぼえた、くらいだな。」
みつを「ここから不良への道まっしぐら。」


一方、もうシンナーで脳みそトロトロくらいに闇に染まったフロド。
なんとか持ちこたえていましたが、【シェロブ出現】によりあえなく脱落。

しゃか「ついに違法薬物に手を出したか。人生を棒に振ったな。」※6


・・・


旅の仲間も気づけば残り2人(メリー&サム)。

ギリギリのピンチを潜り抜け、なんとかシェロブの巣を脱出します。

しかし、行く手にはかの恐るべき「モルドール」。満身創痍の2人は果たして見事「滅びの山」の火口に辿り着くことができるのでしょうか???



*****

最終盤。

ついに2人は「モルドール」の入口に。

ハンター「メリーとサムが残るってだいぶ地味ですよね。。。」
しゃか「うーんメリー×サムなのかサム×メリーなのか。。。それが問題だ。」


いままでずっとメイントラックは【戦闘】でしたが、最後のシナリオでは、メイントラックは【旅】。

原作の最終盤の雰囲気そのままの、重苦しい旅路でございます。※7

・・・

しゃか弟「よし足りる!助けてー!ガンダルフーーー!」

ついにシールド5枚集まってガンダルフの魔法が発動!

ハンター「【導き:アクティブプレイヤーは【星】×2進める。】これってそれぞれ別のマークにしていいんですかね。」
しゃか「うん。いいはず。もうここは全部いいように解釈しよう!


さらにもう一度、ガンダルフ発動!

写真 (79)


しゃか弟「【洞察:タイルを上から3枚見て、順番を入れ替える。】!・・・ヒー!全部【日時計】!
これっていまタイル2つの山に分けてるけど、片方の山に戻すのありw?」

しゃか「ありあり!いいように解釈しよう!!!!


この”いいように解釈作戦”※8によってなんとか滅びの山の中腹まで進めます。


・・・


しゃか弟「指輪!」

ここで最後の指輪の力を発動!

「(コロコロ・・・【 】!

ハンター「すごい!この人持ってるぞ!」


無印の目が出たので、一気に4マス進行!火口まで残り3マス!希望の光が見えてきました。

写真 (80)


カメラマン(しゃか)も動揺隠せず、指が写っちゃってます。



だがしかし、クリアのためにはサウロンダイスのマスを2回潜り抜けねばなりません。


ハンター「たのむ!ここは!」


コロコロ・・・


・・・【目】( (【】) )カッ!


サウロンが光側に動き、ホビット2人を飲み込みます。。。


一同「うわあーーーーー」


火口を目前にして、指輪はサウロンに奪われ、世界は闇に包まれました・・・・。

写真 (87)


*****

ハンター「これは原作の雰囲気よく出てましたねー。」
しゃか「だしょー。原作知ってると格別に楽しいよねー。」

原作をまったく知らないという人はぜひ映画や小説を観てみてください。



とりあえず↓の3部作から入るのがオススメです。





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【→⑤へ続く】






  • ※1
    『指輪物語』の原作は、冒頭の「ホビットの生態」についての説明と旅に出るまでの展開がかったるく、私は2回ほど途中で挫折しました。が、裂け谷で旅の仲間が結集するあたりまで我慢して読めば、そこからは怒涛の面白さ。まちがいなくオススメ。




  • ※2
    原作の固有名詞がいっぱい出てきますが、知らなくてもプレイに支障はありません。詳しい解説はこちらなどをご参照→中つ国wiki http://arda.saloon.jp/




  • ※3
    サムは能力で指輪の影響を受けにくいせいもあり、だいたい最終的に指輪の所有者になるようです。こっちの方が主人公っぽくて、実はフロドとサムの能力は逆の方がいいんじゃないか、という意見もききますが。まあ原作も最後の方はサムが持ってたし、いいんじゃないでしょうか。




  • ※4
    ガンダルフは指輪物語の前日譚『ホビットの冒険』のときから登場する大人気キャラ。今日の一般的な魔法使いのイメージ(とんがり帽子で、白いひげで、杖を持って)を定着させたのはガンダルフだといわれています。




  • ※5
    わたくしが所有しているのは2002年にカプコンが出した日本語版ですが、後で調べてみたら、ルールがわかりづらかったり誤訳があったりで評判悪いみたいです。アートワークは素晴らしいんですけどねー。ちなみに最近はもっとコンパクトな新版が手に入りやすいもよう。http://sgrk.blog53.fc2.com/blog-entry-1618.html




  • ※6
    ダメ!絶対! byノ○ピー




  • ※7
    映画版は空から俯瞰する映像でスケール感を表現していますが、原作小説の魅力はあくまでも小さなホビットの目から見た世界を描いているところ。だから先がなかなか見通せず苦しいのですが、本当に一緒に旅をしている気になれるのです。




  • ※8
    ズルともいいます。



プロフィール

しゃかえもん

Author:しゃかえもん
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埼玉県越谷市あたりに生息。

108の煩悩を操る煩悩マイスター。

非電源系ゲーマーです。(ボードゲーム、カードゲーム、TCG,TRPGなど)

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